【大学院研究室へ訪問】時期やメールの送り方、目的を解説します

志望の大学院/研究室を訪問するか悩んでいる人「外部の大学院に研究室訪問をしたいけど、タイミングとかあるかな。研究室訪問の際にメールを送ると思うんだけど、どんな文章を送ったらいいかな?研究室訪問をした際には、何を聞く&みてくるといいかな?」
こういった疑問に答えます。
本記事でわかること
- 研究室訪問におすすめのタイミング【理由も解説】
- アポイントの取り方【メール/方法を解説】
- 研究室訪問の際に得てくるべきもの
上記について解説します。
本記事の信憑性
僕は現在、旧帝大学院生修士2年です。僕自身は内部進学でして、大学の授業の一環として研究室訪問を行いました。
ですので、僕の直接の体験談としてお伝えできるのは研究室訪問で得るべきものだけです。そのため現在研究室生活を共にしている、外部受験生2人にヒアリングを行い作成しています。
ちなみに内1人は外部受験生の中でトップで大学院入試を合格しているので、研究室訪問を有効活用したのでしょう。
そんな信憑性のある記事になっています。
研究室訪問におすすめのタイミング【理由も解説】

本記事では大学院の研究室訪問に関する記事になっています。結論、研究室訪問は手順は少し面倒ですがするべきかなと思います。詳しく解説します。
まずおすすめのタイミングです。
大学学部3年次の4月以降でなるべく早め。
理由としては大学院入試までに時間があるからです。大学院入試は一般的なものであれば学部4年の9月ごろになります。もし研究室訪問を行って
「あれ?なんか思っていたのと違う。。。」
となってもまだ考え直す余地があるというわけです。またこちらに関しては後述しますが、研究室訪問では大学院入試の対策を行うことも目的の1つなので、早く研究室訪問を行うことに越したことはありません。
年末〜3月は避けるのがベター
年末になると、学部4年生と修士2年生はそれぞれ卒論・修論のラストスパートの時期です。なのでせっかく研究室訪問をしたのに学生から充分な話を聞くことができないことになりかねませんので、この時期は避けましょう。
アポイントの取り方【メール/方法を解説】
アポイントはメールを送るのがベストです。

「電話じゃなダメなの?」
電話にはアポイントを取り付けるのが早いことがメリットですが、デメリットもあります。
教授の時間を奪ってしまう
ですので相手(教授)のことを考えて、電話はやめておくのが無難です。メールだと相手の都合が良い時間帯にみることができます。
メールの送り方を解説
メールを送る際に記載するべきことは以下です。
- 自己紹介
- 研究室訪問をしたい旨
- 日程提示【教授とのやり取りをなるべく減らす工夫】
日程提示は教授とのメールのやり取りを減らすことができます。ただ最初から送るとおこがましい場合もあるので、1往復してからが良いかもしれません。
そして実際にこんな感じです。※今回は日程提示は省いています。

研究室訪問の際に得てくるべきもの
結論3つです。
- 研究室の1日のスケジュール
- 研究環境【装置と人】
- 大学院入試対策
これらについて深掘りします。
研究室のコアタイム等の忙しさ
大学院では少なくとも2年以上を過ごすことになります。ですので1日のスケジュールは大切です。コアタイムについては研究室のHPに記載されていないことがほとんどです。なので研究室訪問の際に聞いておきましょう。
またそれだけではなくて、以下のことを知っておくのが個人的にはおすすめです。
- コアタイム外の時間で皆どれだけ頑張っているか【コアタイムで帰宅すると白い目で見られる理不尽な研究室もあるようです】
- アルバイトをしている学生はいるかどうか
- 就職活動に寛容か【就職を最終的に考えている学生は必須】
上記の通りでして、この研究室の忙しさは極めて重要なので、必ずチェックしましょう。教授に聞きにくい場合には学生に聞くと良いでしょう。
研究環境【装置と人】
研究環境は研究室によってバラバラ。研究室訪問はそこをみるための絶好の機会です。
具体的にこの実験設備と、人の雰囲気を見るためには以下のことをすると良いと思います。
実験設備
- 実験室を見る【最もおすすめ】
- 学生に実験設備に不満はないかを聞く
人の雰囲気
- 研究室訪問の際に学生同士が話している場面を見る
- 学生にどのくらいの頻度で飲み会・遊びに行くことがあるかを聞く
- 研究室旅行などの行事があるか聞いてみる【HPに載っていることもあります】
上記の通りでして、外部進学生であれば研究へのモチベーションは高いと思いますので、特に実験設備はしっかりと判断し、研究が充分にできる環境であることを確認すると良いでしょう。
大学院入試の対策
外部受験生の場合は教材の獲得が大学院入試の対策第一歩となります。
入手すべき教材
- 過去問
- 講義のレジュメ
- 講義別に指定された参考書
これらがなぜ必要かについては以下の記事を参考にしてください。
研究室にはだいたい以下のものがあります。
- 全ての過去問
- 現在の学生が所有している講義のレジュメ
- 卒業生が残していった講義指定の参考書の余り
つまり、大学院入試で必要な教材が全てあるわけです。これらをコピーさせてもらったり、借りることで効率的に勉強をすることができます。
まとめ
本記事では研究室訪問についての解説を行いました。重要な点を再掲します。
研究室訪問のやり方
大学学部3年次の4月以降でなるべく早め。メールでアポを取る
研究室訪問で得るべきもの
- 研究室の1日のスケジュール
- 研究環境【装置と人】
- 大学院入試対策
本記事は以上です。ここまでご覧いただき有難う御座いました。
また今回の記事をはじめとした大学院に関する記事はこちらの【大学院とは】入試から生活までを現役旧帝大学院生が網羅的に解説した記事にまとめられています。大学院入試から大学院生活のことまで網羅的に記事を展開していますので、気になる方はご覧ください。