【大学院入試】難易度【難易度ランキングは無い/外部受験は難しい】

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大学院入試に悩んでいる人「大学院入試って大学入試と違うの?外部受験を考えた時に、各大学院別に難易度差はかなり大きいの?また外部受験は不利なのかな。具体的にどう勉強すればいいの?」

こういった疑問に答えます。

本記事でわかること

  • 大学院入試の形式や特徴
  • 外部受験生は内部受験生よりも難易度が高い理由【理由は2つです】

本記事の信憑性

現在旧帝大学院生の修士2年です。大学院入試の際には以下の成績を収めました。

総合順位:全体の15%以内、専門順位:全体の10%以内

あくまで順位の公表は明確には行われませんが、大まかなものは伝えられました。そんな僕が解説します。

【大学院入試】難易度や突破方法【旧帝大学院入試上位15%の僕が解説】

本記事は大学院入試について解説を行います。基本的には外部受験生、または外部受験を迷っている方が対象です。

ここで解説するのは大学院入試とは具体的に何の試験をするのか、またどの大学院の難易度が高いのかを紹介します。この2点を簡単にまとめるとこんな感じです。

一般的な大学院試験では書類審査と本試験が行われる。また各大学院の入試難易度は偏差値が存在しないため、倍率で評価するのが一般的である。

こちらについて深掘りをしていきます。

大学院入試の形式

一般的にはこんな感じです。

一般的な大学院入試

  • 書類審査:基本情報+研究計画書
  • 本試験:英語試験+専門科目筆記試験+面接

本記事では本試験の英語試験と専門科目についての勉強法も解説しています。そちらについての情報をすぐに知りたい方についてはこちらからご覧ください。

また研究計画書の書き方について気になる方については以下の記事を参考にしてください。

>>大学院入試の研究計画書の書き方についての記事はこちら

外部受験生のために大学院別難易度を出す方法

まず大前提があります。

大学院入試は各大学院ごとの偏差値が存在しない

なので、他の指標を使うしかないです。そこで本記事では出願倍率を難易度に正比例するとし、その算出方法を紹介します。

各大学院入試の倍率を調べたい方向け

①以下のリンクをクリック
大学院情報図書館RENA

すると以下の画像のページにいきます。

②「control+F」または「comand+F」で調べたい大学院の名前を入力
③志願者数(右)÷定員(左)を計算することで倍率を計算

これで倍率の計算を行うことができます。

「え?でもこれって内部受験生と外部受験生が混ざっているよね。それぞれ別々に倍率を出すことって可能?」

そうですよね。これはあくまで大まかな指標の1つに過ぎません。例えば東京大学院の外部受験生の倍率を調べる方法はこんな感じです。ただ各大学院によってやり方は違います。

各大学院別詳細な倍率の調べ方

Googleの検索窓に「東京大学院 倍率」と打ち込み検索

その中で大学院の公式HP(今回で言うと検索結果の一番上)をクリックすると、以下の画像のように入学状況が表示される

スクロールして自分の志願する研究科の他大学の「定員」と「志願者数」から倍率を計算する。内部外部に定員内訳が分かれていない場合は、定員の代わりに外部入学者数を外部の定員とみなしましょう。

他の各大学院についても以下の手順で大半はいけます。

  • Googleの検索窓に「〇〇大学院 倍率」
  • 検索結果のうち大学院のHPをクリック
  • 「定員」と「志願者数」から倍率を算出

外部受験が内部よりも難しい理由

理由は2つです。

  • 情報・勉強教材の不足
  • 倍率が内部受験に比べて高い

情報・勉強教材の不足

後でも詳しく話しますが、内部受験生の多くは専門科目の学習を以下の教材を用いて学習します。

  • 過去問
  • 講義のレジュメ
  • 講義別に指定された参考書

これらは外部受験生では能動的に動かない限り獲得できない教材です。これらを手にすることができないと勉強の効率が圧倒的に不利になってしまいます。

具体的にどうやって手に入れるかについてはこの後解説します。

倍率が内部受験に比べて高い

前述の方法で、計算してみると一般的に有名な大学院(大学の偏差値が高い大学院とも言い換えることができます)ほど外部受験生の倍率が高くなる傾向にあるようです。これは学歴ロンダリングが関係しています。

学歴ロンダリングとは

日本で大学院進学の際に自身の出身大学よりも更に上のレベル(学歴)の大学院に進学することを指すインターネットスラングである。

ニコニコ大百科より

一般的にはネガティブな意味合いで使われているそうです。就職活動や今後の1つのブランディングのためによりハイレベルな大学院の受験を志す方もいるようです。そのため、外部受験生の倍率は(定員が少ないこともあり)高くなってしまいます。

「でもその目的なら、一般的には学力がその大学院未満の人が受けるから難易度としてはそこまでなんじゃない?」

他にも外部受験生としては、大学院(研究科)の研究内容に引かれて受験する外部の学生もいます。こういった方は志が高く、学力の面でも必ずしも下の学生と言うわけではないので一概にはそう言い切れません。

まとめ

本記事では大学院入試の難易度と勉強法について解説を行いました。以下にもう一度本記事の重要な箇所を掲載しておきます。

一般的な大学院入試

  • 書類審査:基本情報+研究計画書
  • 本試験:英語試験+専門科目筆記試験+面接

外部受験が難しい理由

  • 情報・勉強教材の不足
  • 倍率が内部受験に比べて高い

この記事はここまでです。ご覧頂きまして有り難うございました。