【Python】モジュールとは？使い方【インポートとfrom】
Pythonでモジュールに悩んでいる人「pythonを勉強していてモジュールっていうのが出てきた。少し解説をみてみたけど、あまりモジュールって何なのかをわからない。使い方までを簡単に教えてくれると助かる。」
今回の記事では、pythonモジュールについての解説をします。モジュールとは何か疑問をお持ちの方が、目的別にモジュールを読み込んで使うことができるようになります。
本記事でわかること
- モジュールとは何か
- モジュールの使い方
【Python】モジュールとは？使い方【インポートとfrom】
本記事はモジュールについての記事になっています。モジュールとはpythonで使える道具のようなものです。モジュールには種類がたくさんあるので、その分類についても解説していきます。またモジュールの使い方についても本記事ではマスターできるようになっています。
Pythonのモジュールとは
モジュールとは宣言することによって使うことのできる変数や関数のことです。モジュールはpythonの開発者やPythonを使用している人が作成しており、コードを書く際に便利な関数や変数を借りることができます。
モジュールと組み込み関数の違い
モジュールとよく似たものに組み込み関数があります。こちらはその名の通りもともとpythonに組み込まれているため、面倒な宣言なしに使うことができる関数群です。モジュールは宣言の必要がありますが、数の豊富さの面ではモジュールの方が勝っていると言えます。
標準ライブラリと外部ライブラリ
モジュールは先ほども少し述べましたが、作成している人が様々です。その開発者によってモジュールは標準ライブラリか外部ライブラリの2つの分類（ライブラリ）に属しています。標準ライブラリはpythonが公式に開発しているモジュール群です。一方で、外部ライブラリは個人、組織が開発したモジュール群です。
- 標準ライブラリ：mathモジュール、randomモジュールなど
- 外部ライブラリ:Numpy、pandasなど
それぞれにどんなライブラリがあるのかについては別の記事で詳しく解説してあるので、モジュール一覧についての記事をご覧ください。
モジュールの使い方2つ
モジュールの使い方については2つの方法があります。複数の関数、変数を用いる場合には前者を、1つのみの使用であれば後者を推奨します。
モジュールの使い方2つ
- ライブラリ自体を読み込んでから、適宜必要な関数や変数（使いたいモジュール）を宣言して使う方法
- ライブラリのなかで、自分の使いたい関数や変数のみを読み込む方法
それぞれを詳しく解説していきます。
ライブラリ自体を読み込む方法
ライブラリから複数の変数や関数を読み込む際に便利なこちらの方法についての解説を行います。ライブラリ自体を読み込み、適宜必要な関数や変数を読み込む際のテンプレートが以下になります。
- import ライブラリ名 as 自分の決めた略称
「as 自分の決めた略称」は必ずしも必要ではありませんが、付けることをオススメします。このコード部分は自分でライブラリの略称を決めることで、その後コードを書く際に略称を用いることができるようになります。つまり、コードの簡略化に繋がります。
以下にこの方法を用いてmathモジュール（標準ライブラリ）のpi（モジュールの1つ）を出力するサンプルコードを示します。
import math as mh
print(mh.pi) #「略称mh.モジュール名」で読み込みたい関数・変数を指定
#3.141592653589793ライブラリの中で自分の使いたい変数や関数のみを取り出す方法
ライブラリから特定の関数や変数のみを使いたい場合に便利なこちらの方法を紹介します。その際のテンプレートが以下になります。
- from ライブラリ名 import 関数や変数(モジュール名)
以下にこの方法を用いてmathモジュール（標準ライブラリ）のpi（モジュールの1つ）を出力するサンプルコードを示します。1つ目の方法と比較すると違いが分かり易いです。
from math import pi
print(pi)
#3.141592653589793
まとめ
いかがでしたか、今回はモジュールとは何か、そしてその使い方を解説しました。モジュールは2つのライブラリのいずれかに属しており、その2つとは以下でした。
ライブラリの種類
- 標準ライブラリ：mathモジュール、randomモジュールなど
- 外部ライブラリ:Numpy、pandasなど
そしてモジュールの使い方については2つ紹介しました。
モジュールの使い方2つ
- ライブラリ自体を読み込んでから、適宜必要な関数や変数（使いたいモジュール）を宣言して使う方法
- ライブラリのなかで、自分の使いたい関数や変数のみを読み込む方法
本記事は以上になります。ここまでご覧いただきましてありがとうございました。