【Python割り算】小数点以下の計算や余りを出す方法

Pythonでの割り算に悩んでいる人「Pythonで計算をしているんだけど、割り算について疑問が出てきた。商が小数点の時や、余りを出したいときにどうすればいいのかを知りたい。」
こういった疑問に答えます。本記事はPythonの割り算に特化した記事になっています。
本記事でわかること
- 整数値の商(割り算の答え)だけを出す方法
- 小数点以下まで含めた商を出す方法
- 余りを出す方法
- 商と余りを同時に出す方法
【Python割り算】小数点以下の計算や余りを出す方法

今回は割り算についての4つの方法を解説します。みなさんが知りたいと思っている割り算の方法だけを参照するのが最も効果的な本記事の見方です。ですので、順序通り読む必要は全くありません。
整数値の商だけを出す方法
整数値の商を返したいときには以下のテンプレートを用いてください。算術演算子である「//」を用います。
整数値の商を出す方法のテンプレート
- 割られる数//割る数
print(4//2)
#2
print(4.2/2)
#2.0
このように整数の範囲で商を出してくれます。このように割られる数が整数値の時は得られる商も整数値、割られる数が浮動小数点値の場合は商も浮動小数点値になります。つまり以下の点に留意し、使い分けを行いましょう。
注意ポイント
- 被演算子(割られる数)と、返り値(商)の型は同じ
小数点以下まで含めた商を出す方法
小数点以下まで含めた商を出したい時は以下のテンプレートを用いてください。算術演算子である「/」を用います。
小数点以下まで含めた商を出す方法のテンプレート
- 割られる数/割る数
print(4/2)
#2.0
print(4.2/2)
#2.1
このように小数点以下までの返り値を与えてくれます。この時返り値は常に浮動小数点値であることに注目しましょう。
余りを出す方法
あまりを出したい場合のテンプレートが以下になります。算術演算子の1つである「%」を使いましょう。
余りを出す方法のテンプレート
- 割られる数%割る数
print(4%2)
#0
print(7%2)
#1
余りはもちろんですが整数値になります。
商とあまりを同時に出す方法
商と余りを同時に出すためのテンプレートが以下になります。
商とあまりを同時に出す方法のテンプレート
- divmod(割られる数,割る数)
print(divmod(4%2))
#(2,0)
print(divmod(7,2))
#(3,1)
こちらのdivmod関数を用いると商とあまりを出すことができます。抑えるべきポイントは以下の点になります。
注意ポイント
- 返り値は(割られる数//割る数,割られる数%割る数)で与えられる
まとめ
いかがでしたか?今回は4つの割り算の算出方法について解説を行いました。4つを以下に再記します。
- 整数値の商だけを出す方法:割られる数//割る数
- 小数点以下まで含めた商を出す方法:割られる数/割る数
- 余りを出す方法:割られる数%割る数
- 商と余りを同時に出す方法:divmod(割られる数,割る数)
今回の記事はここまでになります。ご覧いただき有り難うございました。