【Python入門】変数とは?わかりやすく解説【宣言・変数名】

変数について悩んでいる人「Pythonの勉強をしていたら変数って言葉が出てきた。解説を読んでみたけどよくわからないなぁ。変数は値とは何か違うのかな?なんで変数を使うのかな?変数を使うときのお作法も併せて教えて欲しい。」
こういった疑問に答えます。
本記事でわかること
- 変数とは何か(重要!)
- 変数の利用方法(宣言)
- 変数名のルール
【Python入門】変数とは?わかりやすく解説【宣言・変数名】
変数とは?
変数とは値を入れておく箱のことです。大前提としてPythonの世界では“値”と値を入れる“箱”が存在します。基本的に”値”は”箱”の中に入っています。

変数の宣言(値を箱の中に入れる)の方法を詳しくみていきましょう!
変数の利用方法(宣言)
変数の利用方法について解説していきます。変数を利用する時は最初に値を変数に入れる必要があります。変数は値が入ってやっと意味をなします。
下のサンプルコードでは変数”pi”に値”3.14159265359″を入れてその後その変数の値を出力しています。
【サンプルコード】
値を入れる方法
pi = 3.14159265359
値を出力する方法
print(pi)
上記のサンプルコードのイメージ図はこちらです。


「変数に値を入れる方法や値を取り出す方法はわかった。けど、どうしてわざわざ値を箱に入れる(変数を利用する)の?」
こういった疑問に答えます。
それはずばり箱(変数)を用意することでいろいろなメリットがあるためです。例えば以下のコードのように円周率(pi)を3回出力したいとします。
print(3.14159265359)
print(3.14159265359)
print(3.14159265359)
実行結果
3.14159265359
3.14159265359
3.14159265359
結構めんどくさいですよね。ただ変数を使うとかなり楽になります。以下のソースコードを参考にしてください。
pi = 3.14159265359
print(pi)
print(pi)
print(pi)
実行結果
3.14159265359
3.14159265359
3.14159265359
上記のように何回もその変数を使う時はわざわざ値を記述することは大変です。そんなときのために変数を利用します。
変数名のルール
変数名はどんな文字でもいいかというとそういうわけではありません。
そこにはルールがあります。
- 予約後の使用禁止
- 先頭の文字の数字禁止
- 先頭に__を使用することの禁止
- 大文字/小文字、全角/半角は区別される
予約語の使用禁止
予約後とは変数名にできない単語のことです。そんな単語は30個以上あります。(ex for , if , while , global , with)
先頭の文字の数字禁止
変数名の最初の文字に数字を使用することは禁止されています。例えば以下のような変数名は禁止です。(ex 1age , 2number , 34aaa)
先頭に__を使用することの禁止
変数名の最初の2文字を _ アンダースコアにするのは禁止されています。例えば以下のような変数名は禁止です。(ex __age , __number , __aaa)
決してエラーになることはありませんが、先頭にアンダースコアを2つつけた名前は特別な用途で使うことになっています。
大文字/小文字、全角/半角は区別される
変数の大文字、小文字や全角、半角は区別されます。どういう意味かを以下のソースコードを参考に確認してください。
【サンプルコード】
a = 1
A = 2
print(a)
print(A)
実行結果
1
2
上記のように、大文字と小文字の変数は区別されるため異なる値が出力されます。
変数の上書きの方法
変数はいくらでも変更することができます。変数名を変えるのではなく、変数の値を変えるという意味です。それではどのようになるのかを以下のサンプルコードをみて理解してください。
【サンプルコード】
number = 2
print(number)
number = 3
print(number)
実行結果
2
3
上記のサンプルコードではすでに定義されたnumberという変数を上書きしてもう一度出力しています。上書きが成功している証拠に2度目のnumberの出力では上書きした値である「3」が出力されています。
ただし、変数の再利用は原則として行わないことを推奨します。理由は混乱を招くからです。変数の上書きはどうしてもと言うときだけにしておきましょう。
たくさんの変数を宣言する方法
プログラムをたくさん書くようになると以下のような場面に遭遇します。
a = 1
b = 2
c = 3
d = 4
e = 5
上記のようにたくさんの変数をそれぞれ宣言するのは大変です。そんなときに以下のように簡単に書くことができます。
a , b , c , d , e = 1 , 2 , 3 , 4 , 5
このように書くと1行で全ての変数に値を代入することができます。
【サンプルコード】
a , b , c , d , e = 1 , 2 , 3 , 4 , 5
print(a)
print(b)
print(c)
print(d)
print(e)
実行結果
1
2
3
4
5
実行結果を見ると、各変数にそれぞれ狙った値が入っているのがわかります。
まとめ
いかがでしたか?今回は変数について解説していきました。
変数とは箱のことです。
変数を利用するときは「変数」と「=」と「値」が必要です。
変数名はなんでもいいわけではなく以下のルールを守って決める必要があります。
変数名のルール
- 予約後の使用禁止
- 先頭の文字の数字禁止
- 先頭に__を使用することの禁止
- 大文字/小文字、全角/半角は区別される
ご覧いただきありがとうございました。
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