【ガクチカ】400/300字ガクチカを添削【就活支援/200字に圧縮も】

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エントリーシートのガクチカに悩んでいる人「エントリーシートの中でもガクチカを今頑張っている。書き方がわからないので、添削前と添削後を比較しながら何が重要なのかを学びたい。」

こういった疑問に答えます。本記事は上記のような悩みを持った方に向けた記事です。この記事を読むことで、より実践的なガクチカの書き方を学ぶことができます。

本記事でわかること

  • ガクチカの記事構成
  • ガクチカの例文と添削【300字と400字あり】
  • 200字のガクチカに圧縮する方法【結論/自分らしさを残しましょう】

本記事の信憑性

本記事執筆者の僕はガクチカについてこんな感じ。

自身が就活生の時:本選考の書類通過率は30社以上エントリーして8割弱。

現在就活支援団体で数十名のES添削を担当。

上記の通り。こんな僕が解説します。また、就活一連の流れをまとめた記事が以下になります。

»【就活いつから?】就活の始め方を徹底解説【大企業3社内定】

【ガクチカ】400/300字ガクチカを添削【就活支援/200字に圧縮も】

今回の記事はエントリーシートの添削についての記事です。エントリーシートはインターネット上で見かけるのはどれも既に完成されたものばかりです。今回は添削前と添削後のエントリーシートを比較することで、エントリーシートでは何が必要なのかを学ぶことができる記事になっています。

本記事では前提として以下のことを頭にいれてから読んでください。また「ガクチカ添削してくれる人がおらず、困っている。」という方は、下記の就活支援を受けてみることをオススメします。

»【キャリセン就活エージェント】無料オンライン面談

無料で面談ができますし、良いなと感じたら就活サポートを受けることができます!就活は一生を左右するので、無料でできることは少なくともガンガンやっていくと良いと思います。

それではガクチカの解説に入ります。構成は下記のとおりです。

ガクチカの構成割合

  • 結論(1割弱)
  • 取り組んだ背景(2割)
  • 役割と課題(2.5割)
  • どうやって解決したのか(2.5割)
  • 結果と学び(2割)

ガクチカの詳しい書き方については下記の記事にて解説を行っています。

»ガクチカの書き方についての記事はこちら

エントリーシートガクチカ400字添削

設問

「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)を400字以内で教えてください。」と言う設問です。

ガクチカの添削をする前のものが以下になります。

ガクチカ添削前

私は大学1年生から国際交流に力を入れている。きっかけは大学1年次に入寮した国際寮だ。寮には様々な国の留学生が居住しているため、留学生の友人が多くできた。その中で、外国人と友人になる機会は大学でしかできない貴重な経験だと感じ、積極的に留学生と関わりたいと考えた。私は大学入学から現在まで、寮生活・サークル活動・留学生の生活や言語支援を行うチューター活動など様々な点で交流を行った。特に注力したものが、サークル活動だ。留学生の友人に運動ができる国際サークルが無いため、人を集めてスポーツをしないかと提案された。そこで私たちは、入学式での勧誘を行ったり、付近の中学校を訪ねて施設の予約をしたりした。その結果、留学生と日本人の比率が1対1で40人ほどの規模でスポーツを通した国際交流を行うことができた。これらの活動を通して他国の文化や考え方の違いを知り、日本人目線に囚われない考え方を身につけることができた。(399字)

このガクチカの問題点を考えてみてください。

以下が問題点になります。

問題点

  • 結論(1割弱):時期も明確にすることで相手にイメージを鮮明にしていて良いと思います。
  • 取り組んだ背景(2割):ここは少し長すぎます。400字ガクチカなので字数に余裕はあるものの間延びした文章に見えてしまいます。また、国際交流とサークル活動の2本柱になっているのでどちらかに絞りましょう。
  • 役割と課題(2.5割):役割と課題の明記がありません。背景に字数を使いすぎており、これらを書く余裕がなくなっています。
  • どうやって解決したか(2.5割):ここは比較的いい感じです。ただ、課題の明記がない分、なぜこの解決策がクリティカルだったのかが見えてきません。
  • 結果と学び(2割):この部分は定量性もあってかなり良いと思います。

上記の通り。これを踏まえて添削したのが以下になります。

ガクチカ添削後

大学1年生から注力している国際交流のためのサークル活動だ。国際寮への入寮をきっかけに留学生ともっと関わりたいと感じ、友人と2人で国際サークルを立ち上げた。私は副サークル長としてサークルメンバーの集客を行なったが、留学生の集客で困難を極めた。原因は国際寮以外で留学生の勧誘をする機会がなく、当初留学生のサークル参加者は同じ国際寮に住む6人に留まっていたことであった。そこで、学生全員が集まる大学の入学式に目をつけ、入学式のタイミングで英語と日本語両方で記載されたビラを大学で配布した。結果サークルメンバーは留学生20人を含む計40人となり、国際サークルの規模の拡大に成功した。このように原因を分析し、その解決のために適切な解決策を実行することが効果的な課題解決につながると実感した。今後の研究活動や仕事においても原因の徹底追及を怠らず、そのための解決策を提案・実行していきたい。(386字)

上記の通り。かなり読みやすくなったのではないでしょうか。ここからは300字ガクチカの添削について解説します。

エントリーシートガクチカ300字添削

設問

「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)を300字以内で教えてください。」という設問だったとします。この設問に、研究のテーマを選んで書いたESの添削前と添削後のESを載せました。

ガクチカ添削前

私が学生時代に力をいれたことは研究です。私はそこで以下の経験から仲間と共に研究することの意義を感じました。私は研究で行き詰まったときはよく友達に相談していました。そうすることで、①自分で考えるよりも早く答えに辿り着ける②お互いの学力を高められる③自分になかった考えを学べるからです。相談する上で私が気をつけたことは相手の意見をよく聞くことです。話を遮ったりせずに意見を聞き自分の意見をきちんと伝えることに注意しました、以上のことより、私は仲間と研究することの大切さを学びました!私は御社に入ってからは周りの同僚と切磋琢磨してお仕事に取り組んでいきます。(276字)

上記の通り。こちら300字ガクチカの問題点は以下になります。

問題点

  • 結論:ここは、文字数次第なのですが、「私が学生時代に力を入れたことは・・・」を省略しても良いです。(1 割弱)
  • 取り組んだ背景(2 割):このESはここが全くないです。これだと見た人は、この人はなにをモチベーションに仕事に取り組む人なのかが曖昧になってしまいます。なので、抽象的に書いておいて文字数を節約しつつも、面接で突っ込んでもらえるように書きましょう。
  • 役割と課題(2.5 割):役割は本来かなり重要ですが今回だと書きづらいので、ないのはまだ許容できます。面接では答えられるようにしておきましょう。課題は、定量性を持たせて書きましょう。つまりは数字を入れることが重要です。
  • どうやって解決したか(2.5 割):原因を分析した形跡がこのESにはありません。原因から、なぜ友達との協力が効果的なのかを書く必要があります。
  • 結果と学び(2 割):結果が定量性がないので、イメージがしづらくなってしまいます。なにを解決したのかを具体的に書くようにしましょう。

以下が添削後の300字ガクチカになります。

研究です。私は形あるものを作ることに意義を感じ研究に取り組みました。研究で自分の予想に反した結果が得られ、研究が計画より3ヶ月遅れる課題が発生しました。まずその原因を考えたところ、自分の知識不足からリスク管理が甘く、PDCAサイクルの遅延が生じていることがわかりました。そこで私は本課題を解決するため研究室の同期4人と共同で研究を行いました。本取り組みが、(1)綿密にリスク管理された研究計画の作成と(2)相互の学力向上につながり3ヶ月分の遅延を解消しました。この経験から、周りを巻き込むことで自己の成長と課題解決が行えることを実感しました。そこで今後の研究や仕事は他者を巻き込みながら課題を解決していきます。(298字)

200字のガクチカにする方法を解説します

さてここからは先に紹介した400字のガクチカを200字にする方法について解説していきます。もういちど400字用のガクチカを掲載すると、以下の通り。

大学1年生から注力している国際交流のためのサークル活動だ。国際寮への入寮をきっかけに留学生ともっと関わりたいと感じ、友人と2人で国際サークルを立ち上げた。私は副サークル長としてサークルメンバーの集客を行なったが、留学生の集客で困難を極めた。原因は国際寮以外で留学生の勧誘をする機会がなく、当初留学生のサークル参加者は同じ国際寮に住む6人に留まっていたことであった。そこで、学生全員が集まる大学の入学式に目をつけ、入学式のタイミングで英語と日本語両方で記載されたビラを大学で配布した。結果サークルメンバーは留学生20人を含む計40人となり、国際サークルの規模拡大に成功した。このように原因を分析し、その解決のために適切な解決策を実行することが効果的な課題解決につながると実感した。今後の研究活動や仕事においても原因の徹底追及を怠らず、そのための解決策を提案・実行していきたい。(385字)

このガクチカは以下のフレームワークに従って書きました。

ガクチカ構成

  • 結論(1割弱)
  • 取り組んだ背景(2割弱)
  • 役割と課題(2.5割)
  • どうやって解決したか、施策(2.5割)
  • 結果と学び(2割)

上記の通り。このうちでどこを削るべきかというと以下の通り。

背景と役割、学び

上記のとおりです、理由について解説します。

結論、論理が崩れないようにするべき

施策などは絶対に削るべきではないですね、課題→施策→結果という流れなので、この流れがなるべく崩れないように構成していきましょう。ただしどうしても削る箇所に困った際には課題や施策の箇所の抽象度を上げる(端的に述べる)ことによって文字数の削減をしましょう。こちらを意識した上で文字数を削ると以下のようになります。

大学1年生から注力した国際交流のためのサークル活動だ。留学生との関わりのため、友人と2人で貴サークルを立ち上げた。私は副サークル長としてメンバーの集客を行なったが、留学生の集客で困難を極めた。原因は国際寮以外で留学生の勧誘をする機会がないことであった。そこで、学生全員が集まる入学式のタイミングで英語表記を含むビラを大学で配布した。結果メンバーは留学生20人を含む計40人となり、規模の拡大に成功した。(199字)

こんな感じで200字のガクチカを書くことができます。

文字数をまずは気にせず(多めに)書くことが大切。

ガクチカを書く際にはなるべく多い文字数を書くことが大切でして、理由は削るほうが増やすよりも簡単だからです。今回の場合においても400字のガクチカを書いたあとに
文字数の削減を行いました。

まとめ

今回はガクチカを実際に添削しました。ガクチカ の記事構成は以下の通りでしたね。こちらを意識してガクチカを書いてみるといいと思います。

ガクチカ の構成割合

  • 結論(1割弱)
  • 取り組んだ背景(2割)
  • 役割と課題(2.5割)
  • どうやって解決したのか(2.5割)
  • 結果と学び(2割)

本記事は以上になります。ここまでご覧いただきましてありがとうございました。