【Web制作者フリーランス必読】見積書作成でトラブル回避

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Web制作初心者フリーランス「Web制作では見積書って必須かな?必須ならどんな見積書を作ればいいの」

以下について解説します。

本記事でわかること

  • 見積書とは何かと必要性
  • 単価の決め方
  • 見積もり項目

本記事の信憑性

先日Twitterで以下のツイートをしました。

とその後すぐに80万の案件を受注しました!

こんな感じで順調に案件を受注している僕ですが、web制作の学習を始めたのは2021年2月。こんな僕がしっかりと稼げる人からのアドバイスがほしいということでこの記事を書いています。

Web制作フリーランスの見積書の必要性

どの組織にも属しないフリーランスにとって、見積書はとても大切です。

見積書は正式に契約する前に、仕事の内容とその仕事を依頼した場合の金額を記した書類のことをいいます。見積書は個人でもビジネスでも使われるので、見積書に関して正しい知識を持つことが重要です。

フリーランスは、会社員のように雇用契約書がないので、仕事を受注する際は必ず見積書を交わさなければなりません。なぜかというと、見積書は法的に準契約書として扱われるからです。

揉め事を防ぎ、スムーズなやり取りが行えるよう見積書を作成しましょう。

なおWeb制作の契約書に関しては、下記を購入すればまず間違いないです。

>>【初心者向け】Web業務委託契約のひな形セット(制作、保守、SNS運用代行

飲み会を1回我慢すれば購入可能な金額なので、サクッと購入しましょう。

Web制作フリーランスの見積書の作り方

見積書には大きく分けて2種類存在します。

  • 人日単価
  • ページ単価

人日単価

人日単価とは、1人で1日稼働した場合の単価の事をいいます。

単価は、経験やスキルなどから計算され、高度な技術者ほど高い単価を得ることができます。

1日の単価を人日単価といいますが、月で決められる単価は人月単価という単位を用いて、見積されることが多いです。

ページ単価

ページ単価は、その名の通り1ページいくらといった単価で見積りされることをいいます。

Web制作の場合は、1ページの単価×ページ数で制作費を考えることが多く、ページ単価が主流となっています。

ページ単価の場合、全体のイメージを決めるTOPページを担当する場合は、単価が1.5~2倍ほどになります。

2つの見積書の作り方を紹介しましたが、おすすめはページ単価です。
特にフリーランスとして駆け出しの頃は、作業にどれくらいの工数がかかるか分からないため、人日・人月計算することは難しいでしょう。

見積書を作る簡単な方法を紹介

見積書を作る簡単な方法を紹介します。

  • ステップ①:料金表の用意
  • ステップ②:ヒアリング
  • ステップ③:見積り作成

順を追って解説していきます。

ステップ①:料金表の用意

見積書を作る最初のステップとして、料金表を作成する必要があります。

料金表を作成する場合は、トップページ○○円、お問い合わせフォーム作成○○円など、クライアントに分かりやすく伝わるように詳細まで記入するようにしましょう。

ステップ②:ヒアリング

料金表を作成したら次に、ヒアリングを行います。

ヒアリングでは、クライアントの希望を正確に把握し、それに基づいた見積書を作成していきます。ヒアリングの際は、何が必要かを正確に聞き出すようにしましょう。

ステップ③:見積り作成

必要なものをヒアリングしたら、見積書を作成していきましょう。

クライアントから聞き出した必要な項目を料金表から抜き出し、その合計で見積を作成していきます。

見積書の項目に何があるのか分からないという方は、次の項目を参考にしてみてくださいね。

よくある見積もり項目

よくある見積もり項目を10個紹介していきます。

  • 企画構成費(ディレクション費)
  • ホームページ制作費
  • レスポンシブ費
  • システム構築費
  • 撮影費
  • ライティング費
  • 検証費
  • サーバー費
  • 運用講義費
  • マニュアル制作費

企画構成費(ディレクション費)

ホームページ制作の窓口になるディレクターの稼働費用となります。

企画構成費は、制作にかかる全ての金額の○○%として提示することがほとんどです。

発注する側からしたら金額が増えてしまいますが、この費用を節約しようとするとホームページのクオリティが低くなってしまう可能性があるため、外せない費用となります。

ホームページ制作費

ホームページ制作費は、デザインの制作や動作環境を整えるコーダー・デザイナーの稼働費用です。

トップページのデザインから、プログラミング言語を利用したシステム開発まで、サイト制作の見た目に関わる作業から見た目では分からない裏の作業まで、作業範囲は多岐にわたります。

ホームページ制作費は○○ページ○○万円とページ数で決めることがほとんどです。

また、別途料金を支払うことで、デザインやお問い合わせフォームなどサイトを充実させることができます。

レスポンシブ費

レスポンシブ費は、サイトを多様化するための費用です。

現在、ホームページを見る環境は、パソコンだけでなくスマートフォンなど様々な端末で見るようになりました。それに伴い、それぞれの端末サイズにあわせてホームページを作成する必要があるのですが、これをどの端末で見ても正常に表示されるように自動的に調整してくれる技術のことをレスポンシブといいます。

レスポンシブは、通常の制作とは別に作業が発生するため別途料金が発生するケースがほとんどです。

システム構築費

システム構築費は、様々なシステムを構築するエンジニアの稼働費用です。

多くの会社で使われているお問い合わせフォームやECサイトのカード機能であれば費用はそれほど掛かりませんが、自社オリジナルのシステムを構築するとなると、○○百万円以上の費用が掛かることもあります。

撮影費

ほとんどの制作会社は、画像販売会社から写真素材を購入し、サイト制作を行っていますが、それだけでは良いページはできません。

サイトの写真は、閲覧者のイメージに直結するので、イメージが伝わりやすい画像を使用することが重要です。こうした画像を撮影のプロに任せることで、他のサイトよりも分かりやすいサイトになります。

ライティング費

ライティング費は、サイトの文章を担当するWebライターの稼働費用です。

商品のレビューや会社の概要などを、文章で分かりやすく閲覧者に伝えることでクオリティの高いサイトになります。

また、SEOに特化したライターに依頼すると、検索エンジンで上位表示され知名度を上げることができます。

検証費

検証費は、制作が一通り終わったホームページが正常に動くか検証する検証者の稼働費用です。

検証者は、検証項目に沿って検証を行い、必要であれば修正も行います。

サーバー費

ホームページを新規に制作する際は、サーバーの契約費用が掛かります。

また、サイトを公開し続けている間は、月額あるいは年額でサーバーレンタル費用を支払う必要があります。レンタルサーバーを提供している会社はいくつかあるので、会社に合ったレンタルサーバーを選びましょう。

運用講義費

運用講義費は、クライアントに向けてサイトの運用をしていくために機能の説明や使用方法を講義方式で教える費用です。

大学の授業のように、時間単位で区切った講義を行います。

マニュアル制作費

マニュアル制作費は、サイト制作後にサイトを運用していくマニュアルを制作する費用です。

相手に分かりやすいマニュアルを作成し、今後クライアントがサイトを運用していけるようにサポートします。しかし、Webに知識のない会社の場合は、継続して運用を頼まれるケースもあります。

見積書において気をつけること

見積書作成は、上記で紹介した手段で作成することができますが、見積書を渡すときに1点気をつけることがあります。

それは電話でもテキストベースでもいいので、見積もり項目の説明をする
ことです。項目の説明がないと、なにの料金か相手に伝わりません。料金表を作成する際に項目の解説も作成しておけば、大丈夫です。項目の解説の資料も添えて、見積書を渡せば相手にも伝わりやくなります。

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