【Web制作100万円受注】クラウドソーシング提案の方法解説【提案文も】

WEB

クラウドソーシングで受注できずに悩んでいる人「ランサーズなどのクラウドソーシングで提案しているけど、一向に案件受注ができない。提案をする際のコツを教えてほしい。」

こういった疑問に答えます。

本記事でわかること

  • クラウドソーシングの基本理解
  • 案件を選ぶ際にするべきこと
  • クラウドソーシングでの提案文書き方【手順どおりに書けば完成】

本記事の信憑性

先日Twitterで以下のツイートをしました。

とその後すぐに80万の案件を受注しました!

こんな感じで順調に案件を受注している僕ですが、web制作の学習を始めたのは2021年2月。こんな僕がしっかりと稼げる人からのアドバイスがほしいということでこの記事を書いています。

完全初心者から2ヶ月で20万円の受注を達成できたのは、Web制作のスキルを人より磨いたからではありません。クラウドソーシングでの提案(営業)に早めにフォーカスしたからです。

ちなみに僕の現在のITスキルは以下の通りです。

・HTML&CSSはProgate上級編
・道場編は途中で挫折
・JavaScriptは文法が分かる程度
・サーバー、ドメインの契約はちょくちょく調べながら
・SEO対策はそこそこできる

上記のとおりです。ちなみにこのブログは友だちに頼んで立ち上げてもらった&テーマは有料を購入なので、僕の力では有りません。ただSEO対策は自分で行っています。

こんな僕でも案件を取ることが出来ます。

また上記のツイートにあるように、提案文は祐太@はらブログさんのブログを参考に作成しています。ですので、信頼できる内容となっております。

クラウドソーシングとは?基本を理解しよう【読み飛ばしOK】

クラウドソーシングとは、と調べてみると以下のようにかかれています。

インターネット上で企業が不特定多数の群衆に業務を発注(アウトソーシング)する比較的新しい業務形態

>>TECH CAMPの記事より抜粋

です。つまり発注者からお仕事をいただきクライアント様の要望を満たすように、私達(受注者)はWeb制作をしていきます。Web制作に関して言えば、流れは概ね以下になります。Web制作の中は更に要件定義〜Webサイト修正なども含まれます。

クラウドソーシングの流れ(Web制作)

  • 提案文を出して案件に応募
  • 選考
  • 受注
  • Web制作
  • 納品

そしてクラウドソーシングで提案を始めて、最初に躓くのは「受注する」ところですよね。

クラウドソーシングではWeb制作の案件が非常に多いです。ただし当然1案件に対して多数の応募があるので、上手に営業(提案文を出す)必要があるわけです。

こちらについては後ほど説明します。それに先立ち、まずは適切なプラットフォームを選びましょう。登録すべき、クラウドソーシングサイトについて解説します。

登録すべきクラウドソーシングサイト【3つのみ】

結論以下の3つのサイトに登録しましょう。他のクラウドソーシングサイトは、ひとまず登録しなくて大丈夫です。

登録するクラウドソーシングサイト

登録してからやるべきことは以下です。

  • プロフィール
  • 本人確認
  • 秘密保持契約(NDA)

こちらに関しては以下に詳しく解説しています。参考にしてください。

#Coming Soon

クラウドソーシングで提案する際に持つべき心構え

まず大前提、クラウドソーシングでは以下を意識するといいです。

・お金よりも実績
・発注者の「不安」な気持ちを取り除く

上記を意識しましょう。

お金よりも実績

まず、クラウドソーシングはビジネスモデル的に、たくさん稼ぐのは難しいです。

プラットフォームを運営する会社の手数料で20%くらい持っていかれます。

なので、クラウドソーシングでの提案はWeb制作や営業に慣れるための経験だという位置づけを持つと良いかもです。実はクラウドソーシングでの実績は、他の収益化に繋がることもあります。

  • 直案件にする
  • SNSで情報発信し、そこで収益化
  • noteなどでノウハウを販売

などですね。上記のようなことをしている人はたくさんいます。なのでまずは実績づくりを最優先しましょう。

発注者の「不安な気持ちを取り除く」

発注者は、よく知りもしない相手に仕事を依頼することになります。

なるべく不安を取り除く

こうすることで案件獲得もしやすくなりますし、継続案件にも繋がりやすくなります。不安を取り除く方法としては、提案文で詳細に伝える、ビデオアプリで音声&顔ありで話し合うなど、積極的に不安を取り除いてあげましょう。

提案する案件を選ぶ

クラウドソーシングサイトには案件が山のようにあります。

どの案件を選べばいいの?いくらで提案すればいいの?

上記のようなごく自然な疑問が生まれます。こういった悩みに答えていきます。結論以下を実践すると良いです。

案件選びの際にするべきこと

  • 100件提案する
  • 6~7割くらいできそうなら提案する
  • 低単価で提案する
  • 提案数が1桁のうちに提案する

1つずつ解説していきます。

100件提案する

僕の場合、実績0の状態で100件クラウドソーシング提案して4件受注しました。

つまり、30件弱提案してようやく1件受注できるかどうかといった感じですね。理由は単純で実績がなく信用されていないからなので、徐々に楽になっていくイメージですね。

なので実績なしの方は特に、とにかくたくさん提案してみてください。後述しますが、たくさん提案する際にはテンプレートを作成しておいて、効率的に提案をするといいです。ちなみに提案するプラットフォームは最初は1つか2つでいいと思います。僕の場合は以下のような内訳です。

ランサーズ→90%
クラウドワークス→10%
ココナラ→0%(提案はしていないが、サービス出品はしていた)

このようにプラットフォームを集中させることで、そこでの実績が出来ていくので、どんどん提案が楽になっていきます。

6~7割くらいできそうなら提案する

こちら非常に大事です。おそらくこれが出来ないと100件も提案できる案件は有りません。ただ出来ないのに安請け合いも良くないと思うので、僕はそのようなときは以下の工夫をしていました。

  • とにかく調べる
  • 出来ないかもしれない旨をあらかじめ伝える

こちらはまた後で少し詳しく話します。

低単価で提案する

最初は低単価で提案するほうがいいです。なぜなら、高単価を狙って提案し続けると、結果的に時給が下がるからです。

高単価で提案→案件を取れず提案文をたくさん出す→結果的に時間をかなり使う(時給が下がる)

なので最初は低単価で提案し、実績を積みましょう。そうすれば、自然と単価は上がります。信頼されるアカウントになるためです。クラウドソーシングでは、発注者の金額設定に幅があることがほとんどです。そのなかで最低価額よりもすこし高い金額を設定するといいです。

最低金額だと、本当に出来るのか不安がられることがあります。低単価かつ、発注者が安心して発注できる金額を選択しましょう。

提案数が1桁(提案数5以下が望ましい)のうちに提案する

実績がないうちは特に重要視してください。つまり、こまめに案件をチェックしてください。競合を減らすという意図ももちろんありますが、それと他に「即レスポンス」と紐づいています。つまり、対応が早いですよという事を提案の早さでアピールするという事です。

ただこちら時間が取れない方にはかなり難しいと思います。なので私が使っている改善策をお伝えします。

提案文の8割はテンプレート

僕の提案文、8割はテンプレートに沿っています。

なのでその他の2割を書くだけで提案文を提出できます。この効率化を意識してください。

実績がないうちはたくさん提案文を出すことになると思うので、「いかに楽するか」を意識してみてください。ただし残りの2割で、発注者の不安をしっかり取り除いてあげてくださいね。

新着案件を通知で受け取る

例えばランサーズだと、カテゴリごと(例えばweb制作)に新着案件の通知を設定できます。これで毎度毎度パソコンを開かなくとも、通知を受け取った時にだけ提案することができます。

ただしこの通知も、案件が出てから少し時間が経っている事が多いので、「できるだけ」こまめに案件をチェックしてください。

クラウドソーシングの提案文書き方

さていよいよここから、クラウドソーシング提案文で意識すべき点を以下で説明していきます。以下を意識しましょう。

  • 提案文を綺麗にする
  • 提案文に親しみやすさを組み込む【すこし難易度高めです】

上記のとおりです。順番に解説していきます。

提案文を綺麗にする

まず大前提なのでしっかり抑えてください。例えばランサーズだと3000文字まで書くことができます。
僕はいつも文字制限ギリギリまで書いています。書く内容としては、以下。基本的には以下の項目を、順番に記載していけば良いと思います。

  • 目を通してくれたことに対する感謝&仕事を任せて欲しい旨
  • 依頼内容のうち、自分が改善できることを書く(出来ないことも書き、その点は調べつつになることを記載。あくまで正直に)
  • 自分で新たに提案【かなり上級】
  • これまでの実績
  • 仕事に対する姿勢
  • 用意していただきたいもの、今後の動き
  • よくある質問(実績がないときは想定される質問)

上記のとおりなので、順番に解説します。

目を通してくれたことに対する感謝&仕事を任せて欲しい旨

こちらは基本ですね。以下のように僕は書いています。

私の提案文に目を通してくださり、誠にありがとうございます。
本案件に大変興味をもちました、ぜひ私にお任せいただきたいです。

ここまでだと完全に自分本位ですよね。なのでここから発注者に有益な情報を記載していきます。

依頼内容のうち、自分が改善できることを書く(出来ないことも書き、その点は調べつつになることを記載。あくまで正直に)

ここでは自分が受注した場合、発注者の解決してほしいことをしっかり解決できるのかどうかを書きましょう。こんなふうに書くと良いです。

〇〇さまのご依頼内容を確認させていただきました。私はお客様のご要望を以下の通り実現できます。
例1:検索上位への表示
→こちらサイト制作のみならずSEO対策も行いますので、長期的な目線で可能かと思います。詳しくはSEO実績をご確認いただければと思いますが、就活系のキーワードでの上位表示経験がございますので、お力になれるかと思います!是非一緒に事業拡大していきましょう。
例2:コーディング1ページとお問合せフォーム設置
→承知いたしました。可能です。制作サイト実績の1つめのような、きれいなお問い合わせフォームを作成致します!

流れとしては、依頼内容を読む→発注者が本案件で求めていることに答えるというシンプルな流れです。

そして注意点があります。それはできないことにはしっかりその旨を述べるということです。これは信頼関係にもつながりますし、何よりもトラブルに発展しかねないからです。

そんなことしてしまっても受注は出来るの?

基本的には、もちろんすべてできる状態がベストです。ただ先程述べた通り、後々発覚するほうがまずいです。なので出来ないときは嘘を付くのではなく、努力の姿勢を見せましょう。


経験上かなり好印象を持っていただけることが多いです。具体的には以下のように書くと良いと思います。

〇〇様がご所望の、Webサイトにダイナミックな動きをつけたいという点に関しては経験したことがございません。ですので、調べながら実装を全力で試みまして、もし不可能なようでしたらすぐにご連絡致します。
またその際には、〇〇様に最大限ご満足いただけるような代替案のご提示もさせていただきます。

自分で新たに提案【かなり上級】

これができるとかなり受注率上がります。依頼内容の中に参考URL等があれば、そのURLを見て自分が課題に思ったこと&解決案を提示するなどですね。例えば次のような内容に言及するといいです。下に行くほど難易度は高いです。

  • フォントや配色(サイトのコンセプトとの相違)
  • 内部SEO対策未実装部分
  • 広告運用などを絡めた集客

最初のうちは、webマーケティングへの知見がない場合がほとんどだと思いますので、一番上を主に提案すればいいと思います。

これまでの実績

ポートフォリオを作成しサーバーにアップロード、そちらをURLとして記載しましょう。ちなみにWeb制作ですと3サイトくらいは作っておいたほうが良いです。

参考までに僕が実際に使っている実績サイトは以下です(一部抜粋)、そんなにめちゃくちゃすごい!っていうホームページではないですよね。でも適切に提案さえすれば、これでも案件は取れます。

参考にしてみてください。

仕事に対する姿勢

最後まで仕事をすることができるか?即レスはできるか?などを記載しましょう。ちなみにWeb制作とは関係のない経験(これまで何かをやり遂げた経験)と紐付けて、アピールすることもおっけいです!

もちろんこれまでに実績があれば「これまでの案件対応では、全て納品まで行なっております」等のアピールも効果的です。僕は上述のものとは若干ずれていますが、以下のように書いています。

大学院時代、プレゼン経験から「提案力」を、そして同時進行で行っていた法人活動では「レスポンスの速さ」を意識しており、お客様からは
・迅速な対応で助かる。
・想定より高いレベルの提案をしてくれたので驚いた。
等のお声を頂いております。

参考にしてみてください。ポイントは繰り返しになりますが、経験に紐付けることが重要です。発注者が納得感を持つためにです。

用意していただきたいもの、今後の動き

発注者側は、Web制作についての知識が少ない場合も少なくないです。発注者が案件提案の時に感じていることは「不安」です。これにつきます。なので今後自分が何をすれば良いのか、どのように案件が進んでいくのかを記載してあげてください。

例えば以下のように書きましょう。

本案件をスムーズに進めるに当たり、以下をご用意ください。
・ドメイン情報(お名前ドットコムのID/PASS)
・レンタルサーバの情報(コンパネのID/PASS)
・御社ロゴデータ(背景透過が望ましい)
また直近の流れとしては、まずは私の方でラフ案(デザインの素案)を作成致しまして共有致します。その後一緒に相談しながら、理想のデザインとした後にコーディングを行っていきます!
どうぞよろしくお願い致します。

上記のとおりです。

よくある質問(実績がないときは想定される質問)

問われそうな質問、それに対する回答を記載しておきましょう。これも発注者の「不安」を取り除くためです。

質問例としては、どのくらいの時間間隔でレスポンスをくれるか、案件進行中の内容修正に柔軟に対応してくれるか、などです。

他にも後述する親しみやすさという観点から、自己紹介等を含めるのも良いと思います。僕の用いているQ&Aは以下の通り。関連するところだけ一部抜粋しました。

Q2:メッセージのやりとりは迅速か?
レスポンスは上述の通り、かなり素早くできます。平日夜間、休日は30分以内に返信できるかと思います。またどんなに遅くても24時間以内には対応できます。
Q4 : 急な要望変更にも対応できるか?
はい。Webサイトは制作が進むにつれて、「あれ、頭の中で思い描いていたものと違う、、、」ということが経験上良くあります。その際には、ご相談いただければ修正致します。またご要望いただく際、具体的な要望がない場合はざっくりとした要望でも大丈夫です。こちらから意図を汲み取り、再提案をさせていただきます!
Q5:自己PRをお願いします。
案件に全力で対応致します。ブログを開設しSEO対策を行いながら運営をしています。当時は大学院生として研究(平日:9時〜19時、土曜日:9時〜14時)を行う傍ら、毎日4時間プログラミングの学習を行い、ブログ記事にしました(3ヶ月で100記事)。
つまり、忙しい中でもWeb制作やその後の運営をサポートできます。全力で発注者様の事業拡大のために案件対応致します!

自分が発注者だったら何を知りたいかを考えて、質問と回答を書いてみると良いと思います。

【提案文のコツ】提案文に親しみやすさを組み込む【すこし難易度高めです】

発注者も当然なのですが人なので、

コミュニケーションを円滑に取れるか、仕事を一緒にしていて不愉快ではないかのような「Web制作スキルではない」点

も無意識で重要視します。なので親しみやすさを提案文で出せるといいです。具体的な方法を2点、共有いたします。

文章構成を意識、誤字脱字などない綺麗な文章を書く

クラウドソーシングでの案件は主にテキストでのやりとりです。なので文章がきちんと書けているかどうかは、コミュニケーションがしっかり取れるかどうかに直結してきます。

提案文は本当に何回も読み直してください。句読点の位置などにも気を遣ってください。「、」が多すぎると発注者が気持ちよく読むことができませんので注意してください。

「!」を所々で使う

少し難しいのですが、多用しないことがポイントです。親しみやすさのために「!」を使うのですが、使いすぎてしまうとくだけすぎた印象を与えてしまいます。なのでこちらは受注率を見ながら改善が必要で、ご自身で最適な「!」の割合を見つけてください。

まとめ

本記事では、クラウドソーシングで提案をする際に受注率を高める方法を解説しました。以下に本記事の重要な点をまとめます。

クラウドソーシングとは

インターネット上で企業が不特定多数の群衆に業務を発注(アウトソーシング)する比較的新しい業務形態

登録するクラウドソーシングサイト

  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • ココナラ

案件選びの際にするべきこと

  • 100件提案する
  • 6~7割くらいできそうなら提案する
  • 低単価で提案する
  • 提案数が1桁のうちに提案する

提案文に記載すべきこと

  • 目を通してくれたことに対する感謝&仕事を任せて欲しい旨
  • 依頼内容のうち、自分が改善できることを書く(出来ないことも書き、その点は調べつつになることを記載。あくまで正直に)
  • 自分で新たに提案【かなり上級】
  • これまでの実績
  • 仕事に対する姿勢
  • 用意していただきたいもの、今後の動き
  • よくある質問(実績がないときは想定される質問)

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