【就活の自己PRとは】書き方や見られているポイントを徹底解説

JOBHUNT

新卒で自己PRに悩んでいる人「就活の自己PRって何を書けばいいの?企業が何を見ているのかを知りたい。又新卒の就活生がどんなふうに自己PRを書けばいいのか教えてほしい。」

こういった疑問に答えます。

本記事でわかること

  • 自己PRとはなにか
  • 新卒就活生が自己PRで見られるポイント
  • 自己PRの書き方

本記事の信憑性

本記事執筆者の僕は就活のエントリーシートについてこんな感じの経験があります。

自身が就活生の時:本選考の書類通過率は30社以上エントリーして79%。

現在就活支援団体で数十名のES添削を担当。

上記の通り。こんな僕が解説します。

【就活の自己PRとは】書き方や見られているポイントを徹底解説

本記事では自己PRについての解説を行います。

自己PRとは?

自己PRは就活だけでなく、様々な面接の場面で問われることがある内容です。

就活における自己PRとは企業に自分の強みをアピールすること

上記のとおりでして、こちらはエントリーシートや面接で聞かれる事が多々ある内容になります。

エントリーシート→自己PRを200~400字程度で文字にする
面接→自己PRを30秒~1分程度で話す

こんな感じで、就活では避けては通れない設問の一つと言っても過言ではありません。

新卒就活生が自己PRで見られるポイント

そんな自己PRですが、新卒就活生の皆さんは企業側から、何を見られているのでしょう。結論は以下の通り。

新卒の自己PRで見られていること

  • 性格診断との乖離がないかの確認
  • 自己prの内容と企業のほしい人材がマッチしているかどうか
  • 入社した後にどのように活躍してくれるか

それぞれを深堀りして解説を行います。

性格診断との乖離がないかの確認

こちらは意外と重要ですが考えすぎると逆に落とし穴にハマります。

性格診断→Webの性格診断テストにて、行動特性から性格を客観的に判断
自己PR→自分の過去の経験に基づき、自分の強みを主観的に述べる

どちらも自分のこれまでに基づくものなので、本来であればこの両者に差ができることはありません。

嘘をつかず正直に答える

これは当然として自分をよく知る、つまりは自己分析が重要になります。自己分析については、以下のおすすめ本のうち自分にあうものを使えばよいかと思います。

>>自己分析におすすめの本はこちら

自己prの内容と企業のほしい人材がマッチしているかどうか

こちらが前述した、自己PRで嘘をついてしまう理由で多いと思います。

自分の幾つかある強みの中からその企業が欲している強みを選ぶ

上記はいい自己PR内容の選び方と言えます。やってはいけないのは、選考を通過したいあまりに自分にない強みを作り出すことですね。

でも性格診断と自己PRの両方で同じように嘘をつけばバレないんじゃない?

書類は確かに通過できるかもですが、おそらく面接で見抜かれます。面接官は何人もの学生と面接をしてきているので。

さらに、嘘をついて入社すると入社後のミスマッチで自分が苦労する

こんな感じでいいことはないので、あくまで正直に答えましょう。

どうしてもこの企業に行きたい、でも強みがマッチしていない。。。こういうときはどうすればいいの?

こういった場合、おすすめはこんな感じ。

自己PR&性格診断を正直に行い、自分がその企業には中々いない人材(希少価値の高さ)であることをアピール
そして志望動機の部分で、その熱意を精一杯伝える

上記のとおりです。例えば中途採用などでは、専門領域のミスマッチなどはかなり致命的ですが、新卒のポテンシャル採用では多少のズレは個性とみなしてくれる場合も多いです。

入社した後にどのように活躍してくれるか

こちらは相手が当然知りたがっていることですよね。

企業の人は当然ですが、将来利益を出してくれそうな人を求めています

なので、どのように活躍できる人材なのかを明確にすることで、企業側が採用するメリットを伝えましょう。

自己PRの書き方

結論、以下のことを書けばいいです。

自己PRを書く際のポイント

  • 結論ファースト
  • 長所の裏付けに根拠の提示をすること
  • 企業で長所をどうやって活かすかの記載(企業で活かせそうな長所を選ぶ)

そしてこれを文章にしようとするとこんな感じで書きはじめるといいと思います。

私の強みは〇〇です。→これは過去の〜の経験に基づいています。<詳細>→この強みは貴社で〜のように活かすことができます。

上記が大まかな流れです。

自己PRの例文を紹介【添削あり】

自己PRの添削を行ったので紹介します。SE(システムエンジニア)で自己PR200字の設問を想定しました。

自己PR添削前

私の強みは声が大きいことと論理的思考力です。声の大きさは、パチンコバイトによって身に付け、そこで生かされました。論理的思考力は馬券の購入経験により身に付けました。馬券を購入する際には、独自でつくったアルゴリズムに照らし合わせて購入する馬券を決めました。以上の経験より私の強みは声が大きいことと論理的思考力だといえます。論理的思考力という強みは、貴社のシステムを作るお仕事の面で発揮されると思います。(199字)

上記の通り、そして問題点が以下になります。

問題点

  • 結論ファーストで自分の長所を書いているところは良いですね。しかし、声が大きいことはSEにはあまり活きません。その証拠に最後の結論でも、声が大きいことが企業で活かせるという記載がありませんね。
  • 根拠の提示はかなり良いです。競馬という題材のウケはあまり良くないかもしれないですが、方針としてはかなり良いと思います。結果が少しあっても良いかもしれません。
  • 企業でどのように活かせそうかについては、少しざっくりしすぎている印象を受けます。論理的思考力が必要でない仕事はなく、SE(システムを作る人の意)でシステムを作ることも至極当然なので、業務理解が浅いと思われかねません。

これらの問題点を修正してみると以下のように添削できます。

自己PR添削後

私の強みは論理的思考力がある点です。この強みは競馬の馬券購入の経験に基づいています。独自開発したアルゴリズムを用い、論理的に購入する馬券を決め勝率を8.3%向上させました。私のこの強みはウォーターフォール型でシステム開発を行う貴社のSEで活かすことができます。不具合発生の際に手戻り工数が多くなる本開発型において、論理的思考を用いて予め不具合を予測・防止し貴社のスムーズなシステム開発に貢献します。(195字)

こんな感じで添削できるかと思います。

補足

ウォーターフォール型について詳しく知りたい方は以下の外部リンクを参考にしてください。よく比較されるものにアジャイル型があります。

違いを大まかに説明すると、ウォーターフォール型はシステム開発をより慎重に行い、1度計画→システム開発→テストの流れを行いシステムを開発することです。そのため、各ステップは大規模になり不具合の修正が大変になりがちです。

アジャイル型では計画→システム開発→テストを何度も行い、最適化をしていきます。大規模なシステム開発の場合に全体像が見えにくくはなりますが、不具合の際には修正がしやすいです。

まとめ

本記事では自己PRの解説を行いました。以下がまとめになります。

自己PRとは

就活における自己PRとは企業に自分の強みをアピールすること

新卒の自己PRで見られていること

  • 性格診断との乖離がないかの確認
  • 自己prの内容と企業のほしい人材がマッチしているかどうか
  • 入社した後にどのように活躍してくれるか

自己PRを書く際のポイント

  • 結論ファースト
  • 長所の裏付けに根拠の提示をすること
  • 企業で長所をどうやって活かすかの記載(企業で活かせそうな長所を選ぶ)